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カテゴリ: 植物学

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リョウブは、なぜ夏の高尾で観察しやすいのか

リョウブは、なぜ夏の高尾で観察しやすいのか

エゴノキ(Styrax japonicus)

エゴノキ(Styrax japonicus)

エゴノキは初夏に白い花を下向きにぶら下げる。遠景で爆発する花木ではなく、木の下に入って良さが出る、高尾の雑木林らしい小高木である

リョウブ(Clethra barbinervis)

リョウブ(Clethra barbinervis)

リョウブは盛夏に白い花序を上げ、冬には樹皮でも見分けやすい。高尾の雑木林を夏の木として読むとき、かなり使いやすい小高木である

クズは、なぜ「夏の侵略者」でありながら葛根になれたのか

クズは、なぜ「夏の侵略者」でありながら葛根になれたのか

クズはただ伸びる雑草ではない。林縁で光を奪い、節で広がり、地下へ資源を大きく配分する戦略の上で、その塊根が葛根という生薬になった

装飾花と fertile flower の分業は、収斂進化と読めるのか

装飾花と fertile flower の分業は、収斂進化と読めるのか

高尾山のヤブデマリから出発して、ガクアジサイとアジサイを並べると、装飾花と fertile flower の分業は別系統でも繰り返し立ち上がる戦略として読める。収斂進化とみなせるかを、形態、系統、論文事実から整理する

アジサイ(Hydrangea macrophylla mophead form)

アジサイ(Hydrangea macrophylla mophead form)

アジサイは、ガクアジサイ型の分業構造を引き継ぎながら、さらに装飾花の側へ増幅した型として読める。色面として景観を塗る力が強く、人間選択の影響も見えやすい

TK002 高尾山のヤブデマリ

TK002 高尾山のヤブデマリ

高尾山の初夏でヤブデマリは、アジサイに見えるがアジサイではない白い広告塔として立ち上がる。渓流沿いと林縁の半日陰で、その装飾花の戦略がよく見えてくる

ガクアジサイ(Hydrangea macrophylla lacecap form)

ガクアジサイ(Hydrangea macrophylla lacecap form)

ガクアジサイは、周辺の装飾花と中央の fertile flower の分業がもっとも見えやすい型のひとつであり、ヤブデマリとの比較で収斂進化を考えるための基準点になる

クヌギとコナラは、昆虫相の中でどう役割分担しているのか

クヌギとコナラは、昆虫相の中でどう役割分担しているのか

クヌギは樹液資源として昆虫相の前線に立ちやすく、コナラは林の構造側を支えやすい。この差を手がかりに、生田・多摩の雑木林を昆虫相と管理の変化から読み直す

クヌギとコナラは何が違うのか

クヌギとコナラは何が違うのか

コナラ(Quercus serrata Murray)

コナラ(Quercus serrata Murray)

クヌギ(Quercus acutissima Carruth.)

クヌギ(Quercus acutissima Carruth.)

系統分類から見る樹木:裸子植物・被子植物・主要科の俯瞰

系統分類から見る樹木:裸子植物・被子植物・主要科の俯瞰

樹木を裸子植物と被子植物の系統差から読み、主要科の特徴と高尾山・生田への接続までを整理する樹木概論。

クスノキ(Cinnamomum camphora (L.) J.Presl)

クスノキ(Cinnamomum camphora (L.) J.Presl)

イチョウ(Ginkgo biloba L.)

イチョウ(Ginkgo biloba L.)

BZ058:クズ Pueraria montana——葛根湯の原料と北米を席巻した侵略者

BZ058:クズ Pueraria montana——葛根湯の原料と北米を席巻した侵略者

葛根湯の主薬・葛根の原料。イソフラボン「プエラリン」はアルコール依存症治療薬として研究中。北米では「南部を食い尽くした」侵略的外来種として問題に。

BZ059:クスノキ Cinnamomum camphora——カンファーの化学と樹齢1000年の巨木

BZ059:クスノキ Cinnamomum camphora——カンファーの化学と樹齢1000年の巨木

葉を揉むとカンファー(樟脳)の独特な香り。神社の御神木として樹齢1000年超の巨木が各地に存在。サフロール含有(発がん性・規制対象)にも注意。

BZ060:イロハモミジ Acer palmatum——翼果の空気力学とMITが解明した前縁渦

BZ060:イロハモミジ Acer palmatum——翼果の空気力学とMITが解明した前縁渦

プロペラ状に回転して落下する翼果(samara)の空気力学をMITが解明。前縁渦(leading edge vortex)がヘリコプターと同じ原理で揚力を生む。高尾山紅葉の主役。

BZ056:ハンゲショウ Saururus chinensis——葉が白くなる半夏生の植物

BZ056:ハンゲショウ Saururus chinensis——葉が白くなる半夏生の植物

開花期に葉の上部が白く変色する珍しい植物。「半夏生」という暦の節目(7月初旬)に名を由来する。ドクダミ科の原始的被子植物。

BZ057:ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva——三倍体クローンと一日花の生化学

BZ057:ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva——三倍体クローンと一日花の生化学

三倍体のクローン植物で種子をほぼ結ばない。朝開いて夕方萎む一日花。コルヒチン(痛風薬の原料)を含み、万葉集の「忘れ草」として知られる。