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エゴノキ(Styrax japonicus)

エゴノキ(Styrax japonicus)

エゴノキは初夏に白い花を下向きにぶら下げる。遠景で爆発する花木ではなく、木の下に入って良さが出る、高尾の雑木林らしい小高木である

リョウブ(Clethra barbinervis)

リョウブ(Clethra barbinervis)

リョウブは盛夏に白い花序を上げ、冬には樹皮でも見分けやすい。高尾の雑木林を夏の木として読むとき、かなり使いやすい小高木である

クズは、なぜ「夏の侵略者」でありながら葛根になれたのか

クズは、なぜ「夏の侵略者」でありながら葛根になれたのか

クズはただ伸びる雑草ではない。林縁で光を奪い、節で広がり、地下へ資源を大きく配分する戦略の上で、その塊根が葛根という生薬になった

装飾花と fertile flower の分業は、収斂進化と読めるのか

装飾花と fertile flower の分業は、収斂進化と読めるのか

高尾山のヤブデマリから出発して、ガクアジサイとアジサイを並べると、装飾花と fertile flower の分業は別系統でも繰り返し立ち上がる戦略として読める。収斂進化とみなせるかを、形態、系統、論文事実から整理する

TK002 高尾山のヤブデマリ

TK002 高尾山のヤブデマリ

高尾山の初夏でヤブデマリは、アジサイに見えるがアジサイではない白い広告塔として立ち上がる。渓流沿いと林縁の半日陰で、その装飾花の戦略がよく見えてくる

BZ060:イロハモミジ Acer palmatum——翼果の空気力学とMITが解明した前縁渦

BZ060:イロハモミジ Acer palmatum——翼果の空気力学とMITが解明した前縁渦

プロペラ状に回転して落下する翼果(samara)の空気力学をMITが解明。前縁渦(leading edge vortex)がヘリコプターと同じ原理で揚力を生む。高尾山紅葉の主役。

BZ053:ヤブデマリ Viburnum plicatum——装飾花と両性花の分業戦略

BZ053:ヤブデマリ Viburnum plicatum——装飾花と両性花の分業戦略

白い装飾花(不稔)と中心の両性花が分業する構造。アジサイと同じ「広告と生産の分離」戦略の収斂進化的事例。

BZ051:ウツギ(空木)Deutzia crenata——卯の花と中空の茎

BZ051:ウツギ(空木)Deutzia crenata——卯の花と中空の茎

茎が中空の落葉低木。「夏は来ぬ」の卯の花として知られ、5〜6月に白い花を咲かせる。火起こし道具の素材にもなった日本の初夏の象徴。

BZ052:ノイバラ Rosa multiflora——栽培バラの祖先と侵略的外来種の二面性

BZ052:ノイバラ Rosa multiflora——栽培バラの祖先と侵略的外来種の二面性

日本原産の野生バラ。栽培バラの重要な親種でありながら、北米では「南部を食い尽くしたつる」と呼ばれる侵略的外来種となっている。