たなおろし医療時評:数量ベース91.7%の優等生ごっこで、薬剤費の本丸は見えているのか

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たなおろし医療時評:数量ベース91.7%の優等生ごっこで、薬剤費の本丸は見えているのか

調剤医療費(電算処理分)の動向~令和7年度版~

3行まとめ

  • 後発品数量割合は91.7%に達したものの、金額ベースでは75.9%と前年比で後退
  • 処方箋枚数が1.1%減る一方で調剤医療費総額は8.7兆円へ膨らみ、注射薬薬剤料は23.8%激増
  • 薬価叩きと数字合わせで現場を疲弊させた9割達成は、高額製剤の波の前に何の効果もない

💉 毒舌メタコメント

厚労省が8月28日に発表した令和7年度の調剤医療費動向は、国家の医療費抑制政策がいかに表面的な数字合わせに終始しているかを暴いている

安価なジェネリックを大量に調剤させて「数量9割」の成果をアピールする裏で、実際には高額な新薬やバイオ製剤の金額インパクトに押し切られているのが現実である

薬価叩きによってジェネリックメーカーを疲弊させ、現場へ絶え間ない供給不全対応を強いてまで作った「91.7%」という優等生の看板は、高額製剤の波の前に何の防波堤にもなっていない

末端の現場に数字合わせの苦労を押し付け、肝心の薬剤費本丸は野放しにする行政プロレスの滑稽さが、この数字には凝縮されている

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