クズはただ伸びる雑草ではない。林縁で光を奪い、節で広がり、地下へ資源を大きく配分する戦略の上で、その塊根が葛根という生薬になった
傷寒論の原文に立ち返り、葛根湯の「証」を正確に把握する。項背強几几・無汗という核心的証から、現代薬理・エビデンス・薬剤師の服薬指導まで。
吉益東洞の極限の簡潔さと、尾台榕堂の臨床的肉付け——同一処方をめぐる二人の巨人の哲学的対立から、葛根湯の本質を読み解く。
葛根湯の主薬・葛根の原料。イソフラボン「プエラリン」はアルコール依存症治療薬として研究中。北米では「南部を食い尽くした」侵略的外来種として問題に。