たなおろし医療時評:ロキソプロフェンを買いやすくするなら、誰が最後の制動役をやるのか

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たなおろし医療時評:ロキソプロフェンを買いやすくするなら、誰が最後の制動役をやるのか

ロキソプロフェンのリスク区分見直しは、表向きには self-medication 推進の話として語られる ただ本質はそこではなく、薬剤師が担っていた最終チェックの一部を、利便性の名目でどこまで薄くしていいのかという設計問題だ

効く薬ほど雑に使われやすい 胃腸障害、腎機能、妊娠、併用薬みたいな地味な確認は、売場の回転が上がるほど後景に沈む 夜間や休日でも買いやすくなること自体は悪ではない ただ、その便利さの裏で誰が危険信号を拾うのかが曖昧なままなら、これは access 改善ではなく、説明責任の置き場を静かにずらす話になる

OTC類似薬の保険外しが患者負担の出口整理だとすれば、こちらは販売責任の入口緩和だ 薬を市場に近づける話だけは速いのに、使い方のブレーキ役をどう再設計するかは後ろに置かれる そこをセットで語らない self-medication 推進は、少し都合がよすぎる

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