ハクサイ(Brassica rapa var. pekinensis)
植物図鑑 BZ049
医スク学術体系 | ボタニカルサイエンス 図鑑 BZ049 Last updated: 2026-05-18
基本分類
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | ハクサイ(白菜) |
| 別名・流通名 | ペキンキャベツ、チャイニーズキャベツ |
| ラテン名 | Brassica rapa L. var. pekinensis |
| 英名 | Napa Cabbage, Chinese Cabbage |
| 科 | アブラナ科(Brassicaceae) |
| 属 | アブラナ属(Brassica)※カブ・チンゲンサイと同種 |
| 染色体数 | 2n = 20 |
| 原産地・分布 | 中国北東部。6000年以上の栽培史(半坡遺跡から種子出土) |
| 生活型 | 二年生草本(栽培上は一年草) |
| 栽培化の時期 | 中国で6000年以上前。日本定着は明治末〜大正期 |
形態の特徴
- 結球:縦長の楕円形に結球。外葉は緑色・展開型、内葉は黄白色・軟化型
- 結球タイプ:結球性・半結球性・不結球性の3タイプが存在
- 葉柄:白く幅広い葉柄(白い部分)に水分・栄養が蓄積。葉身は縮れた緑色部分
- 花:黄色の4弁花(アブラナ科共通の菜の花型)
- 水分:95%以上が水分。低カロリー(14kcal/100g)で高容積の食材
主要フィトケミカル・活性成分
| 化合物 | 分類 | 主な生理活性 |
|---|---|---|
| イソチオシアネート | 含硫化合物 | 抗がん(肝臓解毒酵素活性化) |
| グルコシノレート | 含硫配糖体 | 加熱でも分解されず解毒作用促進 |
| ビタミンC | 水溶性ビタミン | 19mg/100g |
| ビタミンK | 脂溶性ビタミン | 凝固因子活性化 |
| カリウム | ミネラル | 利尿・血圧調整 |
| 葉酸 | B群ビタミン | 細胞分裂・DNA合成 |
人との関係(利用・文化)
台北の国立故宮博物院が所蔵する「翠玉白菜」——清朝時代にヒスイで白菜を精緻に模した工芸品は、中国文化における白菜の重要性を象徴する。朝鮮半島ではキムチの主原料として文化の根幹をなす。日本では鍋物・漬け物・炒め物の三役をこなす汎用野菜。明治末に大量栽培が始まり昭和期に急速に普及した。
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